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mkthum.pl の使い方 #3

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5. マニアックな使い方

4節を見ただけでもかなりいろいろ出来ることが分かっていただけたと思いますが、 まだまだマニアックなオプションが用意されています。ここでは4節で 紹介できなかったオプションについて紹介をします。紹介する順番に特に 意図はありません。

5.1 純粋にサムネイルだけを作成したい場合 (--nohtml オプション)

mkthum.pl はサムネイルを作るだけでなく、それを一覧するための HTML ファイルも 作成します。しかしながら、その HTML ファイルがいらないという人もいると 思います。その場合、

% mkthum.pl --nohtml

のように --nohtml オプションを実行すれば純粋にサムネイルだけを 作成してくれます。

5.2 サムネイル画像のファイル形式を選択したい場合 (-E オプション)

mkthum.pl は JPEG 画像のサムネイルを作成します。-E オプションを 用いることにより別の画像形式のサムネイルを作成することも可能です。 例えば

% mkthum.pl -E png

とすると PNG 形式のサムネイルを作成します。このように -E オプションに 続いて画像形式の"拡張子"を指定します。例えば TIFF 形式に したい場合には -E tif とします。当然のことですが、通常のブラウザでは JPEG, GIF, PNG 画像しか見られません。しかしながら、この機能を利用する ことによって異なる画像形式に一括変換出来ます。

5.3 作成済のサムネイルをチェックする場合 (-C オプション)

表の構成を変えたり、新しく画像を追加した時などすでにサムネイルが ある状態で再び mkthum.pl を実行した場合、すでにあるサムネイルを また作り直すのは時間の無駄です。この場合

% mkthum.pl -C

のように -C オプションをつけて実行すると作成済のサムネイルが ある場合には処理をスキップします。

5.4 やっぱり画像サイズは ImagiMagick にたよりたい場合 (-D オプション)

画像の横幅や縦幅を自前で認識しますが、失敗してしまうことがあるかも しれません(一応仕様を見ながら作っていますのでそのようなことは ないと信じたいのですが…)。その場合

% mkthum.pl -D

のように -D オプションをつけて実行すると、画像サイズを identify コマンド を利用してチェックします。もし、-D オプションをつけないと画像サイズが 正しく取得できない場合にはバグ報告をしていただけると嬉しいです。

5.5 サムネイルの品質を変更したい (-q, -Q オプション)

JPEG 画像のサムネイルを作成する場合、その品質を 0 〜 100 の 間で指定できます(0 が最低画質、100 が最高画質、デフォルトは 80)。 数字を小さくすると画質は悪くなりますがファイルサイズは小さくなります。 例えば品質を 75 にしたい場合

% mkthum.pl -q 75

のように -q オプションで指定します。また、品質の指定自体をしない場合 には

% mkthum.pl -Q

のように -Q オプションを指定します。なおこのオプションは GD モジュールを 用いてサムネイルを作成する場合には無効です。

5.6 シャープ化フィルタをかけたい (-S オプション)

サムネイル画像にシャープ化フィルターをかけたい場合には

% mkthum.pl -S 20

のように -S オプションを指定します。-S オプションの後の数字はシャープ化 の度合いを表します(大きいほど強い)。なおこのオプションは GD モジュール を用いてサムネイルを作成する場合には無効です。

5.7 サムネイルの画像サイズをオリジナルと同じにしたい場合 (-c オプション)

なんのためにあるのでしょう ^^; 通常の動作ですと、最大幅と最大高さ が決まっているので、オリジナル画像とサイズが変更します。これを

% mkthum.pl -c

のように -c オプションをつけると画像サイズの変更なしにサムネイル?を 作成してくれます。-E オプションと合わせて利用すれば一括画像変換ツール としても使えます(というかこのためのオプションです…)。

5.8 Exif の情報も見たい場合 (--exif-info, --exif-lang オプション)

デジカメで撮影した画像は Exif 形式の JPEG であることがほとんどです。 このような画像には撮影に関する情報も記述されています。この情報も 見たい場合には

% mkthum.pl --exif-info

のように --exif-info オプションをつけて実行します。実行例は ここをクリック して下さい。画像の情報の欄に [E] とあるファイルが Exif 形式の ファイルです。この部分をクリックすると別窓が開き、Exif の情報が 表示されます。Exif 情報は画像ファイル名と同じ名前で拡張子を "info"として exif ディレクトリに保存します。 Exif 情報を日本語で表示したい場合は

% mkthum.pl --exif-info --exif-lang ja

のように --exif-lang オプションに ja を指定します。ただし、日本語化は 完全ではありません( Exif 2.20 以降で定義されたものはまだ日本語化されて いません)。

5.9 Exif の情報ファイルを exif ディレクトリ以外に保存したい (--exif-dir オプション)

Exif 情報を書き出すディレクトリを変更したい場合

% mkthum.pl --exif-dir Exif

のように --exif-dir オプションをつけて実行してください。

5.10 GD モジュールを使いたくない場合 (--force-convert オプション)

GD モジュールがインストールされている場合、JPEG, PNG 形式のサムネイルを 作成する場合には GD モジュールを利用するため動作が高速になります。 なんらかの理由で GD モジュールを使わず ImagiMagick の convert コマンドを 利用したい場合には

% mkthum.pl --force-convert

のように --force-convert オプションをつけて実行してください。

5.11 インデックスファイル名を変更したい場合 (-i オプション)

mkthum.pl はサムネイル作成と同時に index.html という名前の インデックスファイルも作成します。インデックスファイルのファイル名を 変更したい場合、例えば index.html ではなく thumbnail.html に変更したい場合

% mkthum.pl -i thumbnail

のように、-i オプションに続いてファイル名を拡張子を除いて指定します。

5.12 リンクの枠を消したい (--link-border オプション)

サムネイルからオリジナルの画像にリンクがはられていますが、 このためサムネイルの周りにリンク枠が表示されています。この幅を

% mkthum.pl --link-border 0

のように --link-border オプションで指定できます。上の例では枠の幅を 0 ポイント すなわち見えないようにします。この枠はスタイルシート mkthum.css の IMG.thumb で定義していますので mkthum.pl を 再び実行することなく変更可能です。

5.13 サムネイルを JPEG 画像にする場合 (-j オプション)

基本的にはサムネイルを JPEG 形式で作成しますが、オリジナルの画像が GIF 形式の場合、それがアニメーション GIF であることを考慮して GIF 形式のサムネイルを作成します。-j オプションをつけることにより すべてを JPEG 形式のサムネイルにします。

5.14 サムネイルをネガにする (--negative オプション)

サムネイルを写真でいうネガのように色を反転させて作成します。4節で 説明した --photo-frame オプションを合わせて使うと効果的です。 GD モジュールがインストールされている場合でも convert コマンドを 利用するため動作は若干遅くなります。

5.15 ディレクトリの再帰処理をしない (--no-recursive オプション)

処理したディレクトリにサブディレクトリが存在する場合、再帰的に 処理をしますが、このオプションをつけて実行すると再帰処理をしません。

5.16 実行経過の表示をしないようにしたい (-s オプション)

mkthum.pl を実行時、その経過としてファイルの情報を画面に表示します。 これを抑制するには

% mkthum.pl -s

のように -s オプションをつけて実行して下さい。

5.17 スライドショー出来ると便利? (--slide-show オプション)

-H オプション利用時に、それぞれの HTML ファイルを次々に表示させる ことにより簡易的なスライドショー化することが出来ます。スライドショー化 する場合は

% mkthum.pl -H --slide-show 3

のように --slide-show オプションを指定します。--slide-show の後に 更新間隔(単位:秒)を指定します。上の例では 3秒です。実行例は ここをクリック して、どれかサムネイルをクリックしてみて下さい。最後の画像まで来たら index.html に戻ります。

これはリフレッシュ機能を使っているだけです。従って、一度このオプションを つけて作成したら、いつでもスライドショーになります。やめたい場合には、 もう一度 mkthum.pl を実行することになります。

5.18 スタイルファイルを使いたくない (--nocss オプション)

mkthum.pl は HTML 作成時に index.html と同時に mkthum.css という スタイルファイルを作成します。古いブラウザなどでスタイルファイルを きちんと処理できないものを考慮してスタイルファイルを使わない HTML を作成したい場合には

% mkthum.pl --nocss

のように --nocss オプションをつけて実行します。

5.19 自分で作成したスタイルファイルを読み込みたい (--cssfile オプション)

mkthum.pl では mkthum.css というファイルを生成しますが、このファイルを 後から編集するのではなく、すでにあるスタイルファイルにしたい場合

% mkthum.pl --cssfile my.css

のように --cssfile の後に読み込むスタイルファイルを指定します。読み込んだ スタイルファイルは mkthum.css ファイルにコピーされます。本スクリプトで 使用しているスタイルの一覧は スタイルシートファイル(mkthum.css)について に書かれています。

5.20 ステータス行に画像情報を表示する (--js オプション)

サムネイル上にマウスを移動させたときにブラウザ下のステータス行に 画像情報を表示させたい場合、

% mkthum.pl --js

のようにします。その結果、JavaScript により画像サイズ情報を表示します。 また、画像が Exif データの場合 F 値、シャッター速度、フラッシュ情報も 表示します。

5.21 フレーム付きの HTML ファイルを作成する (--frame オプション)

フレームを付きの HTML を作成したい場合には

% mkthum.pl --frame

のようにします。いくつかのファイルが作成されますが、ブラウザで見るファイルは 00FRAME.html となります。サンプルは こちらのページ を参考にしてください。なお、通常の index.html も作成されますのでフレーム 付きの HTML ファイルを利用したくない場合にはこちらを見ると良いでしょう。

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by cachu@cachu.xrea.jp